ビールの歴史
紀元前4000年の終わり頃、メソポタミア地方にシュメール人が押し寄せ、原住民のウバイド人を征服しました。このことが、この地に世界最古の文明といわれるメソポタミア文明を築きました。このシュメール人は4種類のビールを飲んでいたと言われます。すでに農耕文化を手にしていた彼らは収穫した麦を貯蔵する知恵を持っていました。
ある時、 その貯蔵していた麦に雨がかかり、水分を含んで発芽してしまいました。あわてて天日に干して乾燥させ、火にかけて乾かしたことで偶然パンや粥ができました。その味は甘く、甘いものに乏しい古代ではかなり珍重されたことと思われます。
こうしてできたパンの煉粉や粥に空気中の酵母の胞子が落ちて繁殖すると、糖分は分解されてアルコールと炭酸ガスになります。
煉粉はふくらんで気泡のあるパンとなり、粥は泡立ちながらアルコール飲料となりました。
これが現在のふくらんだパンとビールの原型となったと考えられています。
その後、ビールはエジプトを通り、ヨーロッパへと伝わりました。そして、「ビールは液体状のパン」=(キリストの肉)と言われるようになり、修道院でビールの醸造が盛んに行われました。当店扱いのベルギー・ドイツビールはこの頃を発祥に栄えていったものです。また、その頃から殺菌法や酵母の培養法など醸造に必要な技術が次々と生まれました。
アメリカへビールが渡ったのは1587年イギリス移民が持ち込んだといわれています。コーンや他の副原料もこの頃からもちいられる様になります。瓶ビールもアメリカが発祥の地です。
日本にビールが登場したのは1724年オランダ商船が持ち込んだものと言われています。
日本ではじめてのビール醸造所は、アメリカ人W・コープランドが横浜に設立したスプリングバレーブルワリーです。その後、大阪商人、渋谷庄三郎が「渋谷ビール」を野口正章が「三ッ鱗ビール」を設立し、本格的な醸造・販売がはじめられました。


